そして，2050年までに海に捨てられるプラスチックごみの総重量は，海に生息する魚の総重量を超えると予想されています（World Economic Forum 2016）．

世界の海洋における魚類の全生物量は，8億トン〜20億トンの間に収まるだろうと推定されていますから（Wilson et al. 2009），もし2050年まで生産されるプラスチックの総量（330億トン）の10%が海に入りこんでいるとすれば（Thompson 2006），その量は33億トンとなり，余裕で魚の全生物量を超えています。

当然それらのプラスチックごみは溶けて無くなっていく訳でもなく そこに存在し続けます。

今まで水揚げされることのなかった地域で新しい魚種が水揚げされたり、旬の時期に獲れるべく魚が全く水揚げされなかったりと近年では魚の生態系が変化しつつある。温暖化の影響といわれているが、海洋ゴミ問題も原因の一つであろう。いづれにしてもそれらは我々人間の仕業である事は間違いない。

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