ズワイ、タラバガニ年末値上がりか 大阪の卸予想 養殖魚は値下がり
【大阪】大阪市中央卸売市場本場の卸売会社うおいち(大阪市、橋爪康至社長)と大水(同市、山橋英一郎社長)はこのほど、市中央卸売市場本場における年末商材の今月末の入荷量と相場の見込みを発表した。マダイ、ブリなど多くの養殖魚は昨年並みか値下がりの一方、冷凍のズワイガニやタラバガニは値上がりの見通し。
大水 入荷量及び価格見込み
鮮魚のうち養殖ブリは、うおいちが入荷と価格は前年並み、大水が前年より入荷が増え価格は下がると予想。養殖カンパチは業務筋への販売減少などで相場は前年より安く推移しそう。養殖マダイも含め養殖物は価格が安定しており、両社は販売しやすい商材として扱っていく。高級食材の養殖フグは、うおいちが入荷減で価格は前年並み、大水が入荷は前年並みで価格はやや安いと見通す。
マグロ類は、うおいちが生鮮クロマグロが入荷、価格はともに前年並み。生鮮キハダやメバチ、インドマグロ(ミナミマグロ)の入荷が2割程度減少するが価格は前年並みと予想。大水は生鮮クロマグロやメバチマグロなどの入荷、価格は前年並みだが冷凍マグロの価格はやや上昇すると見通す。
輸入物の冷凍カニは北米などの需要が大きいため輸入量は減り、ズワイ、タラバともに高値となりそう。冷凍の養殖エビは豪州産の天然有頭エビは入荷減だが価格はうおいちが前年より若干高く、大水が前年並みと予想。バナメイは入荷減で値上がりしそうだ。ブラックタイガーは入荷は減少するが価格はうおいちが前年並み、大水は高いと見通す。
加工品は、カズノコは北米やカナダなどの大幅減産に伴い入荷が減り、価格は高値を予想する。塩干ベニサケはうおいちが入荷減で価格は上昇、大水が入荷、相場ともに前年並み。ねり製品は前年並みの相場を見込む。田作りはうおいちが入荷量が増え価格は下落、大水が入荷減で価格は上昇と予想する。
[みなと新聞2020年12月11日付の記事を再構成]
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