女川魚市場に運び込まれたのは、女川町の飯子浜で水揚げされたばかりの養殖ギンザケ「みやぎサーモン」およそ４トンです。入荷したギンザケは体長およそ４０センチ、重さは１キロから１．２キロのものが主体で、今年は脂ののりや色も良く成育は順調ということです。
入札では最高値が１キロあたり１１００円と、３年ぶりに１０００円を超える高値で取引されました。
女川魚市場の関係者によりますと、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響で、国内で輸入サーモンの減少が懸念されていることが高値の要因と考えています。

女川魚市場 丹野秀之 専務
「世界情勢いろいろありますが、幸先の良いスタートが切れた。養殖ものなので安定して水揚げがある。引き合いが強いと思う」

生産者
「少しでも魚を大きくして、最盛期には脂もしっかりのせて、みなさんの食卓に届けられればなと思う」

養殖ギンザケの水揚げは７月頃まで行われ、刺身などの生食用として全国に出荷されるということです。