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サバとスルメイカの漁獲量、前年から半減 不漁が続く青森の漁業

 サバ、スルメイカを中心に不漁続きの青森の漁業。2021年の漁獲量は14万4610トンで、調査を始めた1958年以降で最低だった前年をさらに下回り、2年連続で最低更新となった。サバとスルメイカの漁獲量が前年から約半分に落ち込んだことが大きく影響した。

 県が21日に発表した海面漁業に関する調査結果によると、漁獲量は前年の86・5%、平年(過去5年間)の70・1%まで落ち込んだ。1988年には84万1511トンあった漁獲量は、2006年には27万8430トンまで減少。その後いったん下げ止まったが、16年から再び減少傾向に転じている。

 青森で水揚げする代表的な魚種であるサバの漁獲量は1万2367トンで、前年の55・7%、平年の37・7%にとどまった。21年は漁場の南下が早かったため、八戸沖で操業する期間が短かったのが原因だという。スルメイカも5782トンと前年の54・5%、平年の38・5%に。太平洋、日本海ともに資源量が少なかったため不漁だったという。

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