ボウゼは一般的に「イボダイ」と呼ばれる20センチほどの魚で、徳島県では、頭がついた状態で背を開いてすし飯を包み込む、郷土料理「ボウゼの姿ずし」が秋祭りなどで楽しまれています。
ことしもボウゼ漁が最盛期を迎え、徳島市の津田港では底引き網漁から戻った漁船からボウゼが次々と水揚げされて、漁協の職員が、大きさごとに手際よく仕分けていました。
漁協によりますと、津田港では1日におよそ800キロのボウゼが水揚げされていて、ことしは去年の1.5倍ほどに増えているということです。
徳島市漁協業務部の森博昭部長は「ことしは去年よりたくさん取れています。徳島の人はボウゼが好きなので、いちばんはおすし、大きいのは焼いたり刺身にしたりして、楽しんでもらいたい」と話していました。
ボウゼ漁は来月中旬まで続きます。