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食べると麻痺や呼吸困難も…販売したフグの切り身パックに『ヒレ』 毒性の恐れあり「絶対に食べないで」
三重県伊勢市の魚介類販売店で、8日午前に販売されていたフグの切り身のパックに、毒性の恐れがある「ヒレ」が含まれていことがわかりました。
店頭では合わせて5パックが販売され、そのうち1パックがまだ回収されておらず、県は絶対に食べないよう呼びかけています。
三重県によりますと「ヒレ」が入っていたのは、伊勢市二見町の「民話の駅蘇民」で売られていた鍋物や煮物用のヒガンフグの切り身で、トレーパックに入れられ2000円で販売されていました。
8日午前11時ごろに保健所の職員が食品の衛生管理のため店を見回りしていた際に気づきましたが、店頭に置かれた5パックのうち1パックがすでに販売され、まだ回収に至っていません。
鳥羽市内の業者が毒を取り除くなどの加工処理をした上で販売されていたということですが、三重県はこの業者が処理を見落としたとしています。この業者がヒガンフグを扱うのは今回が初めてだったということです。
三重県は午前9時から11時までに購入されたとして、商品の写真を公開し、購入者に対して絶対に食べないよう呼びかけています。
ヒガンフグの「ヒレ」は、食べると運動麻痺や呼吸困難など健康に被害を及ぼす可能性があるとして、食品衛生法により販売が禁止されていてます。
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